韓流時代劇ドラマ・トンイ
昔から王様が宮中事務において、秘書のようなお仕事をする女性を召し上げて、婚家の身分に気を遣っての事でしたが、しだいに后などに昇格させる枠を作ったものです。日本では宮中に住まう女性で、事務仕事のうちの、尚侍等といい、位を貰ってお手付きになり、子を持つとお部屋を賜っていました。
よく似た官位制度や、建物のお隣韓国の人気ドラマ、NHKで放送中の「トンイ」における尚宮も、そうした女性たちです。「トンイ」は尚宮の実話仕立てのドラマ性をしっかり生かした面白くて大人気のサクセスストーリーにしあがっています。李氏朝鮮の時代が舞台で、ドキドキハラハラの王朝ドラマが展開します。
コムゲという、町人的な者の秘密結社のような組織の元リーダーが父である、トンイという実在人物が主人公で、明るく豪気な人柄が私生活中の王に受けて、個人的な絆が深まっていき、尚宮が王の妻となるサクセスラブストーリーで、可憐な主人公役が人気です。すでに妻がたくさんいましたが、西人派、南人派などと対立し、廃される妻もいるなど、混乱していた時期だったが、どちらの派にも所属していない風なのも安心感があって、王に受けた原因だったという背景があり、なかなか人間同士の深い絆が築かれたことが窺え、歴史にも名が残っています。
名が残っているといえば、朝鮮三大悪女の一といわれることもあるオクチョンが、同じく王の寵愛と信頼を受けた尚宮からすでに大出世を遂げていて、トンイの前に立ちはだかります。ドキドキハラハラです。衣服の豪華さ、建物の素朴な感じは相変わらずで、監督は『宮廷女官チャングムの誓い』等々を送り出してきた、韓国歴史ドラマの巨匠イ・ビョンフンですから、ますます期待が持てます。
前作の『イ・サン』も李氏朝鮮時代を舞台とする時代劇ドラマでしたが、今回の舞台は、前作よりも時代が前になっていて、その時代の衣装がどんなものかなど見所満載です。
時代劇の醍醐味でしょう。全60話となっています。